The BEATLES ( White Album ) Disc 1 / The Beatles ー ジャケットよろしくサイケを卒業してシンプルに、けど各人の個性がさらに色濃く出ちゃってるアルバム

 

曲数多いしみんな一人で曲作りすぎじゃね。

 

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これまでのように実験的な試みをすることがなくなり

歌詞、演奏、雰囲気、どれをとっても洗練されているのは間違いないんですが

アルバムを通しで聴いてなんか疲れてしまう。

意外とまとまりのない仕上がりになっています。

 

このアルバムを発表する前、彼らはインドに瞑想修行に行っており、

その時に書きだめた曲が多く収録されているようです。

よっぽど瞑想大変だったんだろうな、特にジョンとか、向いてない。

瞑想のフラストレーションが反映されているのがわかります。

 

ちなみにぼくもインドひとり旅後、一年ほど瞑想しておりました。

1日10分とかだったんですが、修行は絶対できない。

特にストレスとかもなくなり、日頃から瞑想っぽい感じで過ごせるようになってやめてしまったんですが、続けたらジョージみたいになれたのかな…(なりたくない

 

 

 

1. Back In the U.S.S.R

 

久しぶりに1曲目からテンションの上がるロックンロールナンバー。

U.S.S.Rとはソ連のことです。

真っ白なジャケットから、昔のビートルズが帰ってきた!と思わせてくれます。

ポールボーカルなんですが、なんとなく雰囲気違う気がする。

 

タイトルはチャックベリーの Back in the USA のパクリで、歌詞やコーラスは Beach Boys の Califolnia Girls のパロディだそうです。

言われてみるとコーラスのビーチ・ボーイズ感がすごいです。

 

 この曲、実はリンゴがメンバーと喧嘩してポールがドラムを叩いているそう。

その時のリンゴのセリフ

「3人は仲良くていいよな」

…かわいそう。

ポールドラム全然上手いんですが、スネアの位置が後ろめで

よく言えば気持ちいい、悪く言えばため気味でノリが出ないドラミングですね。

このドラムは他の人も叩けそうですが、リンゴのタイム感って独特で真似するの難しそう。

 

 

2. Deep Prudence

 

ビートルズと共に瞑想修行に行った、女優ミアファーローの妹が瞑想にのめりこんでしまって、外に出てこようよと呼びかける歌らしい。

それを知らずに聞けば、内気な女の子を優しく外に連れ出そうとしているジョンの素敵な曲。歌詞も曲も好きです。

 

 

3. Glass Onion

 

ビートルズのこれまでの楽曲がたくさん登場するファンには楽しい曲。

妖しい雰囲気でサイケみがあるジョンの曲です。

 

Glass Onion ガラスの玉ねぎってなんぞ??

って感じなんですが、Glass on your own を語幹はそのままに別の言葉で置き換えた説があるらしいです。

このブログも調べ物の転載ばっかりで、自分の言葉で書かなくなってきてるなあああ

 

 

4. Ob-La-Di, Ob-La-Da

 

ポールらしい愉快な有名曲。ぼくは小学生の時にピアノで弾きました。

そのイントロのピアノがまさかジョンがトランス状態でやけになって弾いたものだったとは。

 

Ob-La-Di, Ob-La-Da は、ナイジェリア人のコンガ奏者ジミー・スコットの口癖(造語)で意味は特に無いらしいです。

後に著作権問題にもなってるらしい。

積年の疑問は、解なしが正解だったとは。

 

 

5. Wild Honey Pie

 

イントロの不思議な雰囲気でこれジョージ曲だわと思ったんですが、ポールの曲。

インタールード的なポジションで、遊びで作ったため本来アルバムに入れる予定はなかったそう。

 

ハニーパイってひびき、なんとなくエッチな感じを想像しちゃいますよね。

ちなみに英語の Pie におっぱいの意味はありません。

 

 

6. The Continuing Story of Bungalow Bill

 

好きな曲。ポップ×狂気 とか 子供っぽさ×サイケ みたいな感じ好きなんだよな。

みんなで歌うのとか、小さい女の子のボーカル入れてるとことかも好きだ〜

って書こうとしたらそのボーカル、オノ・ヨーコだったとは。声幼すぎだろ。

 

サビと、Aメロと歌詞の対比がおもしろいです。

物語風の歌詞はポールの十八番ですが、珍しくジョンが皮肉を込めて物語風の歌詞を書いています。

 

 

7. While My guitar Gently Weeps

 

この曲ベストにも入ってて有名なんですが、今までそんな好きじゃなかったんですよね。さらっと聴き流しちゃう

ジョージの曲で、歌詞もジョージらしいです。

確かに曲としてのクオリティは格段に良くなってると思います。

 

しかし、改めてこの曲を聴いて、

ギターがすごい。まじですすり泣いてる。

実はこれジョージと仲良しなエリッククラプトンが弾いてるらしいんですよね。

ちなみにどれくらい仲が良いかというと

どちらも同じ女性と結婚しています

(どちらも破局しています

 

そういうことも踏まえて今後この曲を聴きたいですね。?

 

 

8. Happiness Is a Warm Gun

 

一聴して、この曲はタダ事じゃない感というか、

ジョンの気持ちや気合が入ってるのがわかります。

構成や演奏、ボーカル、歌詞全てが凝ってる。

ちゃんと聴くのにエネルギーがいります。

 

幸せは他者の犠牲の上に成り立っている、発射直後の銃みたいな刹那的なもの、と皮肉っています。インドで瞑想修行した反動ですか

その他、歌詞には多く隠語や猥語があるみたいなので Wiki を見てみてください。

 

 

9. Martha My Dear

 

Yesterday, Elenoar Ligby のようなポールのソロ曲。

良く言えばまとまりの良い曲、悪く言えばまとまっちゃってる曲。

 

10. I'm So Tired 

 

ジョンの瞑想疲れを、ボーカルや演奏全体で感じることのできる曲。

ジョンは瞑想すればするほど邪念が深まっていますね。

 

 

11. Blackbird

 

ここでポールがかましてきましたね。ポール名曲生み出しすぎ。

ブラックバードってワードと、アコギの綺麗な指引きがハマっています。

メロディーメイカーってだけじゃなかったのね。

ぼくもコピーするくらいには大好きな曲です。

 


The Beatles - Blackbird (1968)

 

 

12. Piggies

 

冒頭からハープシコードでFF感がすごい。ジョージの曲。

人間を Piggies(ブタ) に見立てて、高級感たっぷりな演奏の中、豚の鳴き声を入れて皮肉った曲。最後にオペラ座の怪人みたいな音が入るのが印象的。

 

それにしてもジョージは皮肉を言うのが本当に大好きですね。

 

 

13. Rocky Raccoon

 

ポールのフォークソング風の西部劇を題材にしたと言う曲。

ロッキーラクーンが恋敵を討ちに出かけたら先に撃たれてしまうところで流れる、ジョージマーティン先輩のピアノソロが楽しい。

この曲はピアノソロが楽しい。そこに尽きる。

 

 

14. Don't Pass Me By

 

はじめてリンゴが1から全部作り上げたというカントリーソング。

リンゴのボーカルって本当にのどかで優しくて素敵ですね。

冒頭の I listen for から好きだわ。

 

 

15. Why Don't We Do It In the Road?

 

なんで道端でやらないんだ?っていうしょうもない感じのポール曲。

ポール歌い方変えるから、こんなボーカリストいたっけ?って思ってしまいました。

 

 

16. I Will

 

またまたポールのフォークソング

後の奥さんのことを歌ったはじめての歌らしい。

歌詞中では見かけただけで名前も知らないって言ってるけどホントかな?

きれいなボーカルで歌詞も素敵なんだけど、自分もWhite Album も疲れてきた気が

 

 

17. Julia

 

1枚目のラストを飾るのはジョンの弾き語り。これまで壮大にやってたのに珍しい。

なんだかんだポールの弾き語りより、ジョンの弾き語りの方が好きかな。

 

タイトルの Julia はジョンの母親で、歌詞中にはオノ・ヨーコも登場して、オノ・ヨーコを母親のイメージと重ねて歌っているラブソングらしい。

息子もジュリアンレノンだけどそれも母親からきてるのかな?

ジョンの魂でもマザーーー!って叫んでるし、生い立ちを考えるとかわいそうだけど、母親を求めてしまう運命にあったのかもしれないですね。

 

そんなジョンの運命が詰まったような切ない曲となっております。

 

 

 

 

 

これで半分か。前半11曲くらいでよかったんじゃないか。

彼らのエゴにやられて息切れしたレビューでした。

また、後半に続きます。

Magical Mystery Tour / The Beatles ー "珍しく不評だった映画"のサントラ、サイケな前半と名曲揃いの後半でワクワクするアルバム

 

これまでのアルバムで一番好きかも。

 

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世間的に評価の高いリボルバーやサージェントは

彼らの音楽性の成長や、これまでにない実験的な試みも含めて評価されていると思うんです。

なので、かっこいいんだけど少しギラギラしててまとまりがなく、

すげえとは思うけどすげえ好きかと言われればちょっと違うようなアルバムなんです。

 

その点今作マジカルミステリーツアーは、ジャンルとしてはサイケに分類されるんだろうけど

Tomorrow Never Knows とか A Day In the Life のような高カロリー曲がなく、(インド曲もない

彼らのエゴが削ぎ落とされたような感じで、洗練されて聴きやすいです。

 

個人的にふわふわしてる系のジャンルが好きなのでこういう評価になりました。

では、マジカルミステリーツアー レビューのはじまりはじまり〜…

 

 

 

1曲目 Magical Mystery Tour

どこかに遠くへ連れて行ってくれそうなツアーの始まりを告げる曲。

このアルバムってそういうコンセプトアルバムなのかな?

ちょっと違う気もしますが、そう捉えたほうが楽しいですね。

 

エフェクターの効いたコーラスとポールのボーカルがいい感じです。

テンポが変わるところとか、最後のピアノが好き、ツアーが先へ進んでいく感が出てます。

 

 

2曲目 The Fool On the Hill

レビューすると歌詞を読むきっかけになっていいですね。

ピアノとフルート印象的なこの曲ですが、ガリレオが地動説を否定されたことがモチーフになっているようです。

美しくて儚いような物語風なパターン、完全にポールの十八番に入ってる。

 

 

3曲目 Flying

ビートルズ初のインスト曲で初のインタールード的な試み。

個人的にサビのオルガンのメロディーが懐かしのゲーム音楽的な印象。

牧歌的だけどサイケでフライングってタイトルが似合ってます。

 

 

4曲目 Blue Jay Way

今作のジョージ曲はインドではなくなっています。

インドじゃなくなった分、ボーカルやドラムにまでがっつりエフェクトが掛かっていて

サイケな仕上がりな曲。

待ち合わせの時間になっても来ない友人へのイライラを歌にしていて、歌詞は久しぶりにジョージ節が炸裂しています。

アルバムの雰囲気の沿っていて妖しげな感じでいいんじゃないかと思います。

 

 

5曲目 Your Mother Should Know

君のお母さんなら知ってるだろう、という訳。(知るべき、ではない

めずらしくシンプルな演奏とメロディーな曲。

 

現代でも第二のはっぴいえんどnever young beach などをはじめ、mono no aware などオールド回帰っぽい流れがありますが

ただでさえ50年前に出たアルバム内での、オールド回帰な曲です。

昔の良さの中に、さらに昔の良さを感じることのできる、これまた不思議な雰囲気の曲

 

 

6曲 I Am the Walrus

ジョンが当時傾倒していたらしいハレクリシュナと(インドの宗教団体

"鏡の国のアリス"の"セイウチと大工"、"ハンプティダンプティ"の組み合わせから生まれた不思議な曲。歌詞がカオス。

でもこういう変な曲ってなんだかんだみんな好きなんですよね。ぼくも好きです。

ネットでは怖くて聴けないなんて意見もありました。

確かに最後とか、Good Morning Good Morning のラストみたいなことやってますね。

 

 

 

 

これ書きながら調べていてわかったんですが、Magical Mystery Tour って本来6曲で、後の5曲はシングルの付け足しなんですね。

ある意味 Tomorrow Never Knows や A Day In the Life と同じようなラストの雰囲気がある曲です。

 

この記事の頭で Magical Mystery Tour べた褒めしましたが、さすがにここまでの6曲だとサイケ色が強すぎてしんどいかも。

ここからのシングル5曲も含めて、大好きなアルバム、とします。笑

 

 

〜小休止として 映画 Magical Mystery Tour の Trailer を〜

 


The Beatles - Magical Mystery Tour (Trailer)

 

 

 

 

7曲目 Hello, Goodbye

あまのじゃくな気持ちをシンプルな歌詞とポップな曲調に落とし込んだ名曲。

歌詞をちゃんと読むまで、こんにちはしてさようならするだけの曲だと思ってました。

また、これまでのアイドル色の強いビートルズやファンとの決別との解釈も。

 

ジョンっぽい歌詞ですがポールの曲みたいですね。

こういう楽しいけど寂しげな曲いいですよね。ラストのアドリブ部分も好きです。

 

 

8曲目 Strawberry Fields Forever

好きな曲です。曲名がいいですよね。

でも、Strawberry Fields って実在した(ジョンは否定してる)戦争孤児院らしいです。

 

歌詞には様々な解釈があるみたいですが、ジョンもこの頃インド哲学にはまっていたそうだし、There's a Place の進化系、インド版みたいな解釈だと思っています。

住む世界が違うとか、色即是空みたいな感じですかね??

歌詞がインド的なので、ジョージいい仕事してる気がする。

あとはリンゴのドラムも印象的です。

 

 

9曲目 Penny Lane

”あの頃ペニーレインと”っていうバンドマンの恋愛映画があるからペニーレインって女の子のことだと思ってました。(栃木県にペニーレインってパン屋さんもあるよ。

リヴァプールのペニーレイン通りの歌らしいです。

こういう固有名詞って不思議とパワーワードになりがちですよね。

 

歌詞が少しインドくさいなと思ったら、ポールがストロベリーフィールズに触発されて作った曲なそう。

前曲と対照的に、曲の雰囲気は明るくていいですね。

 

 

10曲目 Baby You're a Rich Man

皮肉全開な曲。オーボエの音と裏声で歌うAメロ部分がきれい。

有名曲にはさまれててあんまり入って来ない…。

この頃亡くなってしまったブライアンエプスタインに向けられた、という解釈もあるそうです。

 

 

11曲目 All You Need Is Love

みんな知ってる名曲。

それもそのはず、

世界宇宙中継で使用するために、世界中の誰が聴いてもわかりやすいテーマの曲、という注文で作られた曲らしい。

同じような内容は The Word で一度やってるしね。

それっぽい歌詞はそれっぽく歌わないと名曲にはなり得ないのですかね。

バックのオーケストラやラストが素敵です。エンディングにふさわしい。

 

 

 

 

歌詞を読み込みながら通しで聴いてみて

前半のサイケな6曲と、後半のシングルの5曲で、上手く調和がとれているアルバムだなと感じました。

今回がビートルズとして9作目のアルバムになるわけですが

1作目の Please Please Me からここに来るまで4年半しかかかっていないのだから驚きです。

まるでマジカルミステリーツアーですわ、と、何上手いこと言ってんねん風に終わりです。

 

 

最後は、元祖MVと呼ばれるビートルズが、当時歌い姿と関係ない映像を使うのは珍しかったらしい、ストロベリーフィールズフォーエバーで

 

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Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band / The Beatles ー 音楽的に優れているというより、めちゃくちゃパワーが強いアルバム

 

ジャケットが物語っていますね。

 

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これまでも実験的な試みを多くしてきたビートルズですが、

ライブ活動を停止したこともあり、このアルバムは桁違いに試みています。

 

まず前提としてビートルズではなく、サージェントペッパーズロンリーハーツクラブバンドだよ、っていう。

彼ら程のモンスターバンドならではの演出に始まります。

コンセプトアルバムって概念がこのアルバムから生まれたというのは有名な話ですね。

 

これまで弦楽器や金管楽器が、特にポールの作品においては多く、登場していましたが

今回はオーケストラがフル稼働しています。もちろん要所要所でも使われています。

さらには、曲間のつなぎの工夫がなされ、劇場音楽のような曲も登場しています。

 

もうとにかく出せるだけのアイデアを詰め込んだぜと、

星野源も顔負けの内容となっております。

 

 

 

 

1曲目 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

ああ、なんか始まるんだな、っていうのが伝わる1曲目。

曲としてどうって感じでは語れないですが、ギターの音がかっこいいです。

アルバムを重ねるごとにギターサウンドもリフもかっこよくなってる気がする。

 

 

2曲目 With a Little Help From My Friends

ぼくはリンゴの人柄込みでリンゴボーカルが大好きなんですが、

ブログを書くにあたり、改めて歌詞を読んでこの曲がもっと好きになりました。

タイトルの通り、友達の助けが少しあれば、っていう曲です。

歌詞はポールが書いています。

 

 

3曲目 Lucy in the Sky With Diamonds

すごい好きな曲です。

タイトルもそうですが、マーマレードスカイとかマシュマロパイとかカレイドスコープアイとか、どうやったらそんな言葉選びできるんだ、って思ってたんですが

調べたら、ジョンレノンの息子のジュリアンレノンが、ルーシーはダイヤを持って空の上って発言をしたり、息子の絵からインスピレーションを得たようですね。

 

Aメロとサビが、2拍3連で切り替わってるのも面白いですし

歌詞もあいまって絵本の読み聞かせをしているみたいですね。

この曲は当てはまるのかわかりませんが、

サイケっぽさと子供っぽさって通じるところがあるような気がします。

チャーリーとチョコレート工場の動画に合わせているのを見つけたんですが

そういう感じ。

 

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4曲目 Getting Better

ポールらしくベースが2オクターブ上がり下がりするのが印象的。

ジョージ、3曲目のLucy はわかるけど、ここでも Tanpura 使うんかい。

だんだん良くなっていきそうな気持ちになる曲です。(小並)

 

5曲目 Fixing a Hole

今までハープシコードの不思議な音色と、Fixing a Hole っていう響きが好きな曲だったんだけど、歌詞をちゃんと読んで内容に少しがっかりしてしまった。

もっと星新一的な世界観の曲だと思ってたよ。

 

 

6曲目 She's Leaving Home

イントロのハープから素敵な曲。

少女の家でという繊細なテーマを、弦楽器でドラマチックに表現しています。

この曲は歌詞を読んでさらに好きなりました。こういう物語風の曲は絶対歌詞読んだ方がいい。

こういうことやらせるとポールはホントに素敵な曲を作るなあとまた感心しました。

 

 

7曲目 Being For the Benefit of Mr. Kite!

めずらしくジョンが物語風のサーカスの曲を書いた作品。

架空の劇団、ヘンダーソン座のカイト氏の曲。

間奏の劇場の臨場感が凄まじく、個人的にはバンジョーとカズーイを思い出しました。誰かわかって

 

 

8曲目 Within You Without You

ジョージよ、なぜまたガチインドの曲を作ったのか。

相変わらず参加しない他のメンバー。

Love You To と違い、ラブソング要素を排して、純粋にインドサウンドインド哲学な内容に仕上がっています。

All You Need Is Love とか Across The Universe とか Let It Be とかまあそんな言ってること変わらないのに、なんか敬遠したくなる気持ちになるのはなぜなんでしょう。

 

ジョージ、インド音楽の師匠にはこんなのインド音楽じゃないと言われてしまったらしいです。かわいそう。

 

 

9曲目 When I'm Sixty-Four

ポールらしいのどかな曲。ディズニーアニメみたいで好きです。

ぼくが64歳になっても仲良く老後を満喫してくれるかい?って歌詞の内容なんだけど

ポールよ、あなたは76になった今も来日してオナニーの話するし、ソロ作品15作目のアルバムを発表しているぞ…。

 

 

10曲目 Lovely Rita

ラブリーリタって誰やねんって思ってましたが、

Lovely Rita , meter maid って駐車違反取締りの婦人警官らしいです。

そういうところで恋しちゃうというか、一目惚れすることってありますよね。

 

 

11曲目 Good Mornng Good Morning

ジョンがケロッグのTVCMで Good Morning Good Morning と言ってるのを曲にしちゃったらしい。

ニワトリの鳴き声と管楽器と Good Morning で始まり、朝聴かされたら絶対機嫌悪くなるようなやかましい感じの曲。

最終的に動物の鳴き声も、犬猫馬やらなんやら色々出てきます。

I'm Only Sleeping みたいな曲のほうが好きです。

 

 

12曲目 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise)

ああ、なんか終わったんだな、っていうのが伝わる1曲目のリプライズ。

1曲目より大団円感をかもして来てます。

コンセプトアルバムでこういうことやるバンドが出てくるようになったらしい。

 

 

 

13曲目 A Day In the Life

スケールもクオリティも一線を画すこの曲。

ポールばかり目立ってたけど、久しぶりにジョンの良さが出てる曲だと思う。

ジョンが新聞記事で目にしたことを歌い、間にポールが日常について歌っています。

テーマも議員の交通事故のニュースだったり戦争映画だったり日常だったり、さらにはドラッグ、アルバートホールと4000個の穴と、立体感がすごい。

また間奏のオーケストラが異常。40人で一番低い音から一番高い音まで音程をかぶせずに出して、それを4つ重ねているので、合計160人分の迫力。ふつうに怖い。

曲が終わってしばらくしてから流れるモスキート音のような高音と、会話の逆再生の繰り返しもあり、曲を聴いた後不思議な気持ちになります。映画のエンドロールを見終えた時のような。

 

 

 

 

アルバムを通じて、コンセプトとかイメージとか雰囲気に寄っていて

音楽的であるとか、メロディーが良いとか、ロックでかっこいい

ということがあまりなかった印象です。通しで聴くと結構疲れます。

 

彼らの実験的な試みの頂点であり、投入したエネルギーは計り知れませんし

ジャケットよろしく、カラフルで映画のようなこのアルバム、ぜひ聴いて観てください

 

最後は A Day In the Life で。

 

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Revolver / The Beatles ー 闇堕ちしかけた前作から本気出してきた、音楽的成長が目覚ましい傑作

 

前作の Rubber Soul は、ビートルズ中期の1枚目とされ、評価されている作品ですが

初期の雰囲気も残っていると思うし、良い曲がことごとく暗いので少し気が滅入ります。

 

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リボルバーはすごい。

In My Life とか The Word とかしか救いのなかった前作から

闇と光のバランスよく、実験的であり、彼らの持つ良さもあり、

楽器のレベルが上がってるのか、録音技術が上がってるのか、

どの曲も心地よく聴けて、心から良いアルバムだと思えます。

ジャケットのデザインもいいですよね。

 

 

 

1曲目 Taxman

ジョージの曲。最初のカウントがジョンだからジョンの曲だと思ってたよ。

これまでのレビューではジョージのこと小馬鹿にしかして来なかったんですが

Taxman は良い。

歌詞はやっぱり皮肉っぽいですがいい感じに皮肉が効いてる歌。

 

これまでポールのベースに触れたこともなかったんですが

Taxman のベースは良い。

ドラムとギターとの掛け合いが楽しいし、難しそうなフレーズ弾いてるとこあるよね

あと間奏のギターソロのインドみがすごいです。

 

 

 

2曲目 Eleanor Rigby

めちゃくちゃ好きな曲。もはや芸術。

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか って感じ。

 

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あんまりここがこうで良いとかは言えませんが好きです。

これまでのレビューの通り、ポールよりジョン派なのですが、

Yesterday しかりこの曲は素直にポールすげえかっこいいって思います。

 

 

Yellow Submarine のアニメ映画中の映像も良いのでぜひみてください。

 


The Beatles - Eleanor Rigby (From "Yellow Submarine")

 

 

また個人的なエピソードをば…

学生時代、ビートルズが好きな女の子と少し良い感じになっていたとき

その子の誕生日に Yellow Submarine のアニメ映画を

ニコニコ動画に10分刻みになっていたものをまとめて編集してプレゼントしたんですけど

ちょっと気持ち悪かったですね、うまくいきませんでした。

 

 

 

3曲目 I'm Only Sleeping

これも好きな曲。気持ちめっちゃわかる。あと眠くなる。

間あいだのポールのベースがかっこいい。このアルバムからベースすごい良い仕事してない?これまで気付かなかっただけかな。

ギター逆再生のトリップ感すごいですよね。そしてインドっぽい。

ジョージのギターわざわざ元の譜面を逆から弾いて逆再生してるらしいです。

 

 

4曲目 Love You To

インド出落ちのジョージ曲。ジョージのやったろ感がすごい。

曲の雰囲気からは意外にも、歌詞はインド×ラブソングなんです。

インドにラブソングをかけてしまうあたりがジョージらしい。

インドっていう感想しか浮かびません。

 

ちなみにぼくもインドへ行ったときに1日シタールを習いました。

 

 

 

5曲目 Here, There and Everywhere

ポールのラブバラード。好きです。

歌詞がとても素敵な歌。初期のビートルズに聴かせてあげたい。

歌詞と同じくらいメロディーもコーラスもきれいな曲です。

ポールすごい。

 

 

6曲目 Yellow Submarine

この曲きっとみんな好きですよね。ぼくも好きです。

こういう曲が作れるようになったのって成長したんだなぁ、と勝手に思ってます。

波の音とか、間奏の小芝居、みんなで歌うサビとか全部いいなぁ。

 

 

 

7曲目 She Said She Said

やっとジョンらしい曲がきた。ドラッグソングとして有名らしいです。

ジョンのオルガンがトリップしています。

 

8曲目 Good Day Sunshine

これまでのビートルズで、こんなにのどかで明るい曲があったでしょうか。

前作の Rubber Soul との違いを感じます。

ポール以前太陽追っかける歌作ってましたからね。

 

9曲目 And Your Bird Can Sing

ギターリフが印象的な、これもジョンらしい曲。

なんとなく7曲目とセットな印象。

 

 

 

10曲目 For No One

失恋のポール曲。

第3者目線の歌詞で、流した涙を For No One と歌っているのが余計に悲しい。

ピアノとボーカル、途中のホルン、終わり方がどれも美しい。

このアルバムポール無双してますね。いい曲が揃ってます。

 

 

11曲目 Doctor Robert

ドクターロバートがドラッグを処方してくれる歌。

Well , well , well ,well 〜 のところがオルガンで完全にトリップしてる。

そこ以外は、こういうなんの変哲も無いロック曲久しぶりだな〜という感想。

 

 

12曲目 I Want To Tell You

ここでやっとジョージらしい曲が出ました。

Taxman はかっこいい曲に仕上がってるし、Love You To めっちゃインドだし

ジョージどうした?と思ったら、初期っぽい曲ですね。

演奏自体はレベルアップしています。

 

 

13曲目 Got to Get You Into My Life

出だしから金管楽器が印象的な、アップテンポなロックのポール曲。

In My Life と違って歌詞は中途半端。ポールのお茶目なところが出ちゃってる。

 

 

14曲目 Tomorrow Never Knows

めちゃくちゃサイケデリックなジョンの曲。最後にやらかしてくれました。

トリップしそうになる音がこれでもかと詰め込まれている。

ジョンの声にもエフェクトがかかってて頭が変な感じがする曲です。Across The Universe もこんな感じじゃなかったっけ?

しかも全編 C コードだけらしい。

 

歌詞はこれ、瞑想とかそっち系のやつですね。こういうこと書いてあるスピリチュアル系の書籍ってめっちゃたくさんある。

瞑想とドラッグってどこか共通するところがある気がします。

ちなみにぼくはインドに行った後1年ほど瞑想をしていました。恥ずかしい

 

 

 

 

1曲ずつ淡々と解説してしまいました。

あと最初の方に好きな曲が多くて失速した。

 

アルバムを通して

ポール曲素敵!ベースもいい感じになってる!

ジョンはドラッグ、ジョージはインド、って感じですね。

 

最後にリンゴボーカルの Yellow Submarine でハッピーに終わりです。

 

 


The Beatles - Yellow Submarine

Rubber Soul / The Beatles ー スレて大人の魅力が出てきたビートルズ、どこか寂しい曲ばかり耳に残るアルバム

 

スレたのは主にジョンです。

 

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アルバムタイトルの Rubber Soul は、当時ローリングストーンズが黒人音楽の模倣を Plastic Soul と揶揄されたときにポールが、じゃあおれたちは Rubber Soul やで!

と言ってつけられたタイトルらしです。

Rubber Sole とかけているなんて言う説も。

 

また、ジョンが自身の音楽性をカメレオンと自称しているように、彼らの音楽性もゴムのように柔軟ということを表しているのかもしれません。

ジョンのアイデンティティの脆さが窺えて悲しい。

 

似た話で、モアナと伝説の海に出てくるマウイを思い出しました。彼は魔法の釣り針で何にでも変身できるのですが、両親のことを知りません。

ジョンの生育歴とかぶる部分がありますね。おっと脱線。

 

いずれにせよジャケットの文字のデザインのゴムみが良いですよね。

今でこそ見かけるデザインな気がしますが、ビートルズがパイオニアなんでしょうか?

 

 

 

 

それにしてもこのアルバム、本当にスレた曲が多くて、自分調べで14曲中10曲は

別れの歌、愛想を尽かした、尽かされた歌、浮気の歌、なんです。

ラブラブ連呼していたビートルズはどこへやら。子供じみた恋愛には飽きちゃったのでしょうか。

 

 

1曲目の Drive My Car は ポールが女の子のセリフを歌った歌。

Drive My Car ってその女の子が言ってたんですね。男の歌だと思ってたよ。

少し小馬鹿にしてあきれてるんだけど、なんだかんだかわいいんだよなぁっていう

いつの世も男性が思ってそうな歌詞です。男ってバカねぇの逆のやつ

ギターリフとカウベル

ピーピー!ピーピー!イェー!って感じの曲。

 

 

 

2曲目は かの有名な Norwegian Wood 。シタールを取り入れたことでも有名。

ジョンの荒んだ異性関係の一面が垣間見える歌らしい。

ジョンのメロディーもシタールのメロディーも美しいですよね。アコギのバッキングも相まってノルウェーの森って感じです。語彙力がない。

 

ノルウェイの森といえば村上春樹ですが、この曲の雰囲気も歌詞も、本当に村上春樹が好きそうなそれです。

 

”朝起きたら女の子はいなくなっていたのだけれど、そのことはぼくにとってはどうでもよかった。赤ワインをボトルから半分ほど飲んで、その子が酔ったときにする手悪さが、頭から離れなかった。”

 

村上春樹っぽい文章の創作です。菊池良か。

個人的にはなんとなく風の歌を聴けを思い出しました。

村上春樹はそんなに好きじゃないのですが、この曲はとても好きです。

 

ギターも弾きました。

 

3曲目 You Won't See Me

ゆー、うぉん、しーみー

ゆー、うぉん、しー、みー

全然関係ないですが、このアルバムでリンゴのドラムが格段にレベルアップしたと思うのは気のせいですかね?フィルの使い方とか、雰囲気出るようになった。

 

 

4曲目 Nowhere Man

出た!ジョンの自分の世界に閉じこもる歌!

ファーストアルバムの Please Please Me に収録されている There's a Place と同じタイプの曲。プレイスがもはやどこでもなくなっています。

サビのジョンとポールのコーラスがとても美しいですね。寂しい歌です。

 

 

5曲目 Think For Yourself

めっちゃ低音きかせたギターの音が目立つなぁと思っていたんですが、これファズがかかったベースなんですね。普通のベースも入ってるからギターだと思っていたよ。

これ、ジョージの曲らしいのですが、歌詞の感じ前の曲もおんなじじゃなかったっけ???

 

6曲目 The Word

この曲、歌詞読んで気付いたのですが、ビートルズが初めて恋愛における愛とは違う方の愛について歌った歌です。

All You Need Is Love だけがそういう歌だと思ってたんですが、それより前にあったんですね。

曲調が愉快なので全然そんな曲だと思わなかったよ。

 

自分も自分の人生を振り返ると、フロムの愛するということなどを読んでこじらせたこともありましたが、両親や友人と色々あったりして、この曲でいう愛ってやつがわかったなぁ、ってことを思い出します。

恥ずかしい。

 

 

7曲目 Michelle

この曲もイントロからすごい寂しくて儚いですよね。

ミシェルって名前も曲の途中フランス語で歌っているところも美しい。

 

またもや個人的なエピソードなんですけど、

学生時代、一人でインドへバックパッカーしたときに、カレー屋で相席になった南アフリカ共和国在住フランス系白人のミーシャっていうめちゃくちゃ美しい女性に逆ナンされてデートしたんですけど、最後にもう少し私と一緒にいる?っていう彼女の誘いをよくわからなくて断ってしまったという、甘く切ない思い出があります…。

完全にこの曲とシンクロするんですけど、世の中どうなってるんだぜ…。

 

これ書いてて今 Michelle が思い出の曲となりました。

 

 

8曲目 What Goes On

ここでカントリーロックで大好きなリンゴボーカル!好きだ。

歌詞は決して明るくないんですが、全体的に暗澹としているアルバムの中で楽しい気持ちになれる曲です。

この手の曲調の曲もどんどん洗練されていますね。ギターリフがおもしろい。

 

 

 

9曲目 Girl

めちゃくちゃ好きです。この曲に関してはメロディーもコーラスも楽器も全てが好きです。シーーーーッも良い。

しばらく前にたま(バンド)にはまっている時期があり、たまがカバーしてる Girl を聴いてからすごい好きになった記憶があります。

 


たま Girl

 

今聴くとなかなか強烈です…。

しかし滝本さんめっちゃ美声。ジョンに通じるものがある気がします。

このたまの Girl も半年前にアップされてたりしてちょっと嬉しい。

 

 

 

10曲目 I'm Looking Through You

レビュー疲れたのでルッキングスルーしたい。

オルガンの勢いがジョージマーティンのそれと違って、リンゴがすごい出てる。

 

 

11曲目 In My Life

この曲の中で唯一安心して聴けるラブソング。好きです。歌詞が良い。

あとドラム良いよね。

歌詞の内容といい、間奏のハープシコード風なキーボ(ジョージマーティンが半分の速度で弾いて倍速したもの)といい、結婚式の雰囲気を思わせます。

ハープシコードって FF(Final Fantasy) って感じもします。

 

 

 

12曲目 Wait

ジョンのクズ男っぷりが存分に発揮されている曲。さぞかしモテたことでしょう。

リンゴが楽しそうにタンバリン叩いてるのが良いです。

 

13曲目 If I Need Someone

やっぱりジョージの曲ってアルバム何個分か遅れてついてきてる感じがしてしまうのは自分だけですか?

 

 

 

14曲目 Run For Your Life

ジョンのメンヘラっぷりが存分に発揮されている曲。わりとかなり凄惨な歌詞。

Girl もそうなんですけど歌詞に dead って入ってくるんですよね、病んでる。

 曲調はラストのビートルズらしくアップテンポで聴きやすい。ジエンッダ

 

この曲はジョンが一番嫌いな曲らしいです。

わかるよ、だってこの曲メンヘラがヒステリー起こしたときに書く歌詞してるもの。

この曲が全世界で何世代にもわたって語り継がれると思うと恐ろしいですね。

黒歴史を背負って生きるのはアーティストの宿命。

 

 

 

 

アルバムのレビューするたびに長々と駄文を書き連ねてしまいますが、今回はひどいような…。

当初は1曲ずつレビューする気なかったんですが…時間はかかるけど楽なんですよね。

ビートルズのアルバムを終えたらレビューしない曲増えそうです。

 

 

ビートルズ中期の幕開けとされて、音楽性的にもかなり評価されているこのアルバム

個人的には暗くて寂しくて凄惨な、だけど儚くて美しい曲ばかりだと思うのですが

最後に安心して聴ける In My Life を貼り付けて終わりにします。

 


The Beatles - In My Life (Music Video)

 

 

HELP! / The Beatles ー 超多忙な日々からついに助けを求め、新たな扉を開いたらしい

 

と、ジョンが Help! 中で歌っております。

 

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ジャケットに関してですが、HELPのLしか合ってなくね?って思いますよね?

Wikipediaによると、初めは手旗信号でHELPを作ろうとしたけど、見栄えが良くなかったので、即興で見た目の良いポージングを作った結果、NUJVになったらしいです。

ポールLじゃねーのかよ。

 

 

 

このアルバムも 3作目の A Hard Day's Night と同じく、A面が映画のサウンドトラックとなっており、B面が新手にレコーディングされた曲のようです。

 

それにしても、映画の邦題を

HELP! 4人はアイドル  

にしてしまうセンス、ヤァヤァヤァから何も変わっていませんね。

なんなら2人はプリキュア的なノリは現代にも通底するセンスであります。

 

映画はブルーレイでも発売されている模様。画質の良いトレーラーを貼り付けておきます。

 

 


The Beatles Help! The Trailer

 

シュールで楽しそうな映画ですね。

 

 

 

1曲目の Help! は超有名。わかやすいしアップテンポでテンション上がりますね。

ただ、前回の Beatles For Sale の暗い印象や、多忙な彼らの状況、歌詞などよく読むと

この曲が生まれるまでただならぬ苦労をしたことが窺い知れます。以前よりAメロに漂う哀愁を感じる。

アイドルがただただ助けて!って明るく歌ってるだけの曲ではないのですね…。

 

 

2曲目の The Night Before と11曲目の Tell Me What You See はポールボーカルの歌なんですけど、ポールらしさが良く出ている2曲。

だんだんジョンとポールのキャラクターを掴めてきた気がする。最初から顔で判断してたとこあるんですけど。

Tell Me What You See は後のビートルズを思わせるように、いろんな楽器が要所で使われていておもしろいです。

 

 

3曲目は You've Got to Hide Your Love Away ジョンボーカルのやさしい曲。とても好きです。

間奏のフルートはジョンスコットって人がやってるみたいですね。これも新しい試み

この曲邦題が、悲しみはぶっとばせ、なんですけど、曲調的にも隠してしまっとけよ?くらいな意味ですよね。

どうしてビートルズを日本で売り出す人は思い切りの良すぎる意訳をしてしまうのだろうか。そんなことしなくても売れると思うんだけど。

 

この3曲目の You've Got to Hide Your Love Away はフォークバラードで

9曲目の It's Only Love もジョンのフォークバラード

12曲目の I've Just Seen a Face がポールのカントリー調の曲なんですけど

(フォークとカントリーがまだイマイチ掴めていない

個人的に I've Just Seen a Face のノリがとても好き。)

このアルバムを発表する前年に、ビートルズはボブディランと対談していて、そこからボブディランの影響を受けているらしいんですね。

 

前回の Beatles For Sale をレビューしている時も、やたらフォークみたいなの多いな?と感じていました。

1、2作目のアルバムでラブソングばっかり歌ってたところから、少しずつ内省的になっていったのはそういう影響もあるんですね。

 

 

と思いきや

4曲目の I Need You と10曲目の You Like Me Too Much がジョージ作曲の曲らしいのですが、1〜3作目くらいまでのビートルズのラブソングを思い出させる出来。

作曲に関してはジョージが二人に遅れて付いて来ている感じがします。

I Need You は変わったギターの音が鳴ってて、You Like Me Too Much はピアノが良い感じの曲、ギターとの掛け合いが面白いです。

 

 

5曲目の Another Girl はギターリフがビートルズっぽい。

6曲目の You're Going to Lose That Girl はなんとなくビーチ・ボーイズっぽい気がするんですけど。メロディーとコーラスがきれい。

 

 

7曲目の Ticket to Ride は有名ですよね。アウトロが楽しくて好きです。

ミスチル名もなき詩で使われているドラムパターンはこの曲から影響されたらしい、ほぼおんなじです。

ジョンレノンもこの曲のことを元祖ヘビーメタルと言ってるらしいですが、流石にヘビメタは言い過ぎでしょ。それほど新しいドラムパターンだったのかな。

 

 

8曲目の Act Naturally はリンゴボーカルのカバー曲。

リンゴボーカルの曲すごい好きなんですよね。Boysとか。

自分もドラムやってるので、ドラム叩きながら自然に楽しそうに歌えちゃうリンゴのこと尊敬します。必死感がない。

それで Act Naturally って歌ってるのがたまらないですね。

 

 


The Beatles - Act Naturally

 

 

 

とんで

13曲目の Yesterday 

きれいで悲しくて、昨日のことがはるか昔の出来事のように感じさせる曲

この曲はポールが夢の中で聴いたメロディーを曲にしたものらしいです。

だからこんなに儚い曲に仕上がったのかな。

名曲ってこういう曲のこと言うんでしょうね。教科書にも載ってます。

 

演奏はポールしかしておらず、ジョージマーティンのアイディアで弦楽四重奏が取りいれられています。

ロックバンドとして、かなり大胆なアイディアだし、それが違和感を感じさせず綺麗にはまっているのがすごい。

この曲でビートルズを見直す人たちもいたようです。Roll Over Beethovenとかやってた人たちが急に手のひらを返すように弦楽四重奏ですからね。

そのあたりにプライドとかはないみたい。

 

 

14曲目は Dizzy Miss Lizzy というカバー曲。

ラストをロックンロールで陽気に終わるパターンはもうお決まりですね。

 

 

 

ベスト盤の1枚目の初めの半分、ビートルズが初期と言われているのはこのアルバムまでです。

正直同じようなラブソングばっかり聴いて飽きたこともありましたが、次回の Rubber Soul で大きく変化があるらしいので楽しみです。

最後に Yesterday を貼り付けて終わりにします。

ファンがうるさいのはご愛嬌。

 

 


The Beatles Yesterday (Original)

 

Beatles For Sale / The Beatles ー ヤァヤァしてたら1、2曲目から返事が来ない負け犬になるくらいシュンとしちゃったアルバム

 

勝手にヤァヤァさせたのは日本人なんだけどね。

 

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これまでのビートルズの勢いから急に落ち着き払った印象のアルバム、Beatles For Sale

名前から自虐的だし、1曲目が No reply 、2曲目が I'm a Loser

3曲目の Baby's in Black も、死んじゃった元彼のことが忘れられない黒服の女の人をジョンがみてブルーになる歌ですからね。

(1曲目の No Reply を聴くと、When I Get Home の

ウォウウォハァ〜〜〜!を思い出すのは私だけでしょうか)

 

 

これはもう、3枚目のアルバム A Hard Day's Night で頑張りすぎた。全曲オリジナルだし、テンション上がる曲多かったし、映画も撮ってたし。

だからこそ意図的に落ち着いた仕上がりにしたのかもしれないけど、個人的には絶対違うと思う。

A Hard Day's Night から Beatles For Sale 出るまで半年も経ってないですからね。恐ろしい。

前回の記事書いてる最中、50年越しに彼らにお疲れさまを言いたくなりましたもん。

 

 

 

今回は1、2枚目と同様にカバー曲を6曲入れての構成です。

1、2、3曲目がすごい暗い曲なんだけど、からの4曲目の Rock and Roll Music 

これがめっちゃいい。1、2、3曲目はタメなのかもしれない。

そして、チャックベリーが好きなだけなのかもしれない。

ビートルズのカバーでしかまともに聞いてないけど

またもやジョージマーティン先輩のピアノがいい仕事してます。

 

 

余談ですが Instagram もやっています。今日は Roll Over Beethoven をコピーしてみました。

でまた5曲目のI'll Follow the Sun でポール死んじゃってるし。ただの別れの歌じゃないですよねこれ。

疲れて死にたいって思ってたのかな…本当にお疲れ様です。

でも個人的にポールのバラードはジョンのと比べてちょっと深刻さが足りない気がする。顔のせいかもしれない。

 

次の6曲目が Mr. Moonlight という。おしゃれですよね。

こちらはカバー曲なので、太陽の歌つくったろとでも思ったのでしょうか。

ジョンのボーカルとオルガンがとても良いです。神聖な気持ちになります。

 

 

7曲目の Kansas city Hey! Hey! Hey!(既視感)はフォークロックっていうのかな?カントリーロック?ブルースのコード進行だなって思うやつ

ポールのボーカルがかっこいい曲です。これもカバー曲。

 

 

8曲目はみんな知ってる Eight Days a Week 。8曲目に入れるあたりお茶目ですね。

このアルバムからベスト盤に入ってるのはこの曲だけな気がします。このアルバムが一番とっかかりが少なかったので。

唯一明るく朗らかな曲なので本当に安心する。

今まで歌詞ちゃんと読んだことがなかったので、

「週8でバイトやわしんど」

みたいな A Hard Day's Night なノリの歌詞かと思いきや

「週8で君のこと愛してるよ、ってか週8でも足りないよ」

っていう歌なんですね。ちょっとよくわからないかもしれない。

 

 

 

9曲目の Words of Love はバディホリーのカバー曲。メロディーとコーラスが綺麗。

 

バディホリーってこの人なんですけど

 

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ロックの草創期に、黒人が始めたロックを白人がやってのける、っていう功績を残した人らしいんですが

このルックスとやってることが

ブラックミュージックを謳っている星野源と完全に一致

なんですよね個人的に。コンプレックス感。(関係ない内容なのに今日イチ言いたかったかも

歴史はちゃんと繰り返しているようです。

 

 

 

10曲目以降レビューしようとしても説明文しか浮かんで来ません…

13曲目の What You're Doing とかはおもしろいドラムパターンとギターリフだなと思います。

14曲目の Everybody's Trying to Be My Baby って4曲目のRock and Roll Music のようなロックンロール曲なんですが

最初期のビートルズみたいな曲名なのにこのアルバムだと浮き気味っていう不思議。

 

 

 

アルバムを通して聴いて、歌詞も内省的なものが増えて、やはり落ち着き払っている印象を受けました。

それと、カントリーロックとかロックンロールとか、これまでと変わった音楽をやろうとしてる印象もありました。

ロックンロールはカバーですが。

音楽性自体、少しずつですが、変わって来ているのかもしれません。

 

 

 

最後に Eight Days A Week を貼り付けて終わりです。

MVが画質良くてちゃんとしてる…。女のファンが荒れ狂っている…。

 


The Beatles - Eight Days A Week