HELP! / The Beatles ー 超多忙な日々からついに助けを求め、新たな扉を開いたらしい

 

と、ジョンが Help! 中で歌っております。

 

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ジャケットに関してですが、HELPのLしか合ってなくね?って思いますよね?

Wikipediaによると、初めは手旗信号でHELPを作ろうとしたけど、見栄えが良くなかったので、即興で見た目の良いポージングを作った結果、NUJVになったらしいです。

ポールLじゃねーのかよ。

 

 

 

このアルバムも 3作目の A Hard Day's Night と同じく、A面が映画のサウンドトラックとなっており、B面が新手にレコーディングされた曲のようです。

 

それにしても、映画の邦題を

HELP! 4人はアイドル  

にしてしまうセンス、ヤァヤァヤァから何も変わっていませんね。

なんなら2人はプリキュア的なノリは現代にも通底するセンスであります。

 

映画はブルーレイでも発売されている模様。画質の良いトレーラーを貼り付けておきます。

 

 


The Beatles Help! The Trailer

 

シュールで楽しそうな映画ですね。

 

 

 

1曲目の Help! は超有名。わかやすいしアップテンポでテンション上がりますね。

ただ、前回の Beatles For Sale の暗い印象や、多忙な彼らの状況、歌詞などよく読むと

この曲が生まれるまでただならぬ苦労をしたことが窺い知れます。以前よりAメロに漂う哀愁を感じる。

アイドルがただただ助けて!って明るく歌ってるだけの曲ではないのですね…。

 

 

2曲目の The Night Before と11曲目の Tell Me What You See はポールボーカルの歌なんですけど、ポールらしさが良く出ている2曲。

だんだんジョンとポールのキャラクターを掴めてきた気がする。最初から顔で判断してたとこあるんですけど。

Tell Me What You See は後のビートルズを思わせるように、いろんな楽器が要所で使われていておもしろいです。

 

 

3曲目は You've Got to Hide Your Love Away ジョンボーカルのやさしい曲。とても好きです。

間奏のフルートはジョンスコットって人がやってるみたいですね。これも新しい試み

この曲邦題が、悲しみはぶっとばせ、なんですけど、曲調的にも隠してしまっとけよ?くらいな意味ですよね。

どうしてビートルズを日本で売り出す人は思い切りの良すぎる意訳をしてしまうのだろうか。そんなことしなくても売れると思うんだけど。

 

この3曲目の You've Got to Hide Your Love Away はフォークバラードで

9曲目の It's Only Love もジョンのフォークバラード

12曲目の I've Just Seen a Face がポールのカントリー調の曲なんですけど

(フォークとカントリーがまだイマイチ掴めていない

個人的に I've Just Seen a Face のノリがとても好き。)

このアルバムを発表する前年に、ビートルズはボブディランと対談していて、そこからボブディランの影響を受けているらしいんですね。

 

前回の Beatles For Sale をレビューしている時も、やたらフォークみたいなの多いな?と感じていました。

1、2作目のアルバムでラブソングばっかり歌ってたところから、少しずつ内省的になっていったのはそういう影響もあるんですね。

 

 

と思いきや

4曲目の I Need You と10曲目の You Like Me Too Much がジョージ作曲の曲らしいのですが、1〜3作目くらいまでのビートルズのラブソングを思い出させる出来。

作曲に関してはジョージが二人に遅れて付いて来ている感じがします。

I Need You は変わったギターの音が鳴ってて、You Like Me Too Much はピアノが良い感じの曲、ギターとの掛け合いが面白いです。

 

 

5曲目の Another Girl はギターリフがビートルズっぽい。

6曲目の You're Going to Lose That Girl はなんとなくビーチ・ボーイズっぽい気がするんですけど。メロディーとコーラスがきれい。

 

 

7曲目の Ticket to Ride は有名ですよね。アウトロが楽しくて好きです。

ミスチル名もなき詩で使われているドラムパターンはこの曲から影響されたらしい、ほぼおんなじです。

ジョンレノンもこの曲のことを元祖ヘビーメタルと言ってるらしいですが、流石にヘビメタは言い過ぎでしょ。それほど新しいドラムパターンだったのかな。

 

 

8曲目の Act Naturally はリンゴボーカルのカバー曲。

リンゴボーカルの曲すごい好きなんですよね。Boysとか。

自分もドラムやってるので、ドラム叩きながら自然に楽しそうに歌えちゃうリンゴのこと尊敬します。必死感がない。

それで Act Naturally って歌ってるのがたまらないですね。

 

 


The Beatles - Act Naturally

 

 

 

とんで

13曲目の Yesterday 

きれいで悲しくて、昨日のことがはるか昔の出来事のように感じさせる曲

この曲はポールが夢の中で聴いたメロディーを曲にしたものらしいです。

だからこんなに儚い曲に仕上がったのかな。

名曲ってこういう曲のこと言うんでしょうね。教科書にも載ってます。

 

演奏はポールしかしておらず、ジョージマーティンのアイディアで弦楽四重奏が取りいれられています。

ロックバンドとして、かなり大胆なアイディアだし、それが違和感を感じさせず綺麗にはまっているのがすごい。

この曲でビートルズを見直す人たちもいたようです。Roll Over Beethovenとかやってた人たちが急に手のひらを返すように弦楽四重奏ですからね。

そのあたりにプライドとかはないみたい。

 

 

14曲目は Dizzy Miss Lizzy というカバー曲。

ラストをロックンロールで陽気に終わるパターンはもうお決まりですね。

 

 

 

ベスト盤の1枚目の初めの半分、ビートルズが初期と言われているのはこのアルバムまでです。

正直同じようなラブソングばっかり聴いて飽きたこともありましたが、次回の Rubber Soul で大きく変化があるらしいので楽しみです。

最後に Yesterday を貼り付けて終わりにします。

ファンがうるさいのはご愛嬌。

 

 


The Beatles Yesterday (Original)